【前編】フリーランスキャリアドバイザーが語るおすすめの就活の進め方

就職活動をいざ進めようとなったときに、何から手をつけてよいかわからなくなることがあるのではないでしょうか。

そこで今回は、元々人材業界で就活支援をしていて、現在はフリーランスでキャリアアドバイザーなどのHR領域やライター、広報などを生業としている筆者より、おすすめの就職活動の進め方をお伝えしていきます。

内容としては、志望業界や志望企業に受かるための進め方というよりも、0から将来を見据えた上で色んな選択肢を踏まえて自分の意思に忠実に、入社する企業を意思決定するための進め方となっています。

真っ新な状態で、右も左もわからずに悩んでいる方は、特に参考にしてみてください!


目次

  1. 就職活動の流れ
  2. 就職活動の進め方(準備期間、企業選定)
  3. まとめ


1.就職活動の流れ

まずは簡単に就職活動の流れから説明していきます。

いつから始めるかにもよりますが、基本的には以下の流れで進んでいきます。

準備期間→(インターンシップ)→企業選定→説明会→選考→内定→意思決定

今回は特に、準備期間、企業選定、説明会、選考、意思決定の点においておすすめの進め方とポイントを伝えていきます。


2.就職活動の進め方(準備期間、企業選定)

それでは早速それぞれの点においてのおすすめの就職活動の進め方を説明していきます。


(1)準備期間

準備期間では、自己分析、社会情勢を知ること、企業の絶対NG条件を決めること、SPIやテストセンター対策、提出書類関連(履歴書やエントリーシート)の準備と対策、(もし絶対に行きたい企業や業界があれば)企業研究と業界研究をしていきましょう。

ただし、基本的には準備段階では、まだ企業や業界を絞ることは極力避けて欲しいと考えています。

理由としては、以下の3点があります。
・企業や業界をイメージで把握していることが多く、行きたいと考えている企業や業界が自分に本当に合っているかは定かではないため。
・今までに実際の業界や仕事について学ぶ機会が少なく、もしかすると就職活動で初めて目にする知らなかった業界や仕事に触れることで、興味のある領域に出会えるかもしれず、それが転職になる可能性もあるため。
・最初から企業を絞り過ぎてしまうと、仮にすべての企業で落ちてしまったときに、取り返しがつかなくなるため。

それでは、上記の進め方について一つずつ説明していきます。


①自己分析

まずは自己分析についての進め方です。

自己分析には、自己PRを作成するための自己分析と志望企業の選定軸を定めるための自己分析の2種類あります。

その中でも準備段階で特に重要になってくるのが前者の方です。

自己分析の進め方(方法)については、以下の記事にまとめておりますので、あわせてご覧ください。

②社会情勢を知る

続いて準備期間として重要なことに社会情勢を知ることを挙げました。

社会情勢を知ることとは、簡単に言うと「社会から求められていること(社会のニーズ)を知ること」です。

なぜそれが重要なのかと言うと、現代社会は変化が激しく、ひと昔前と同じ感覚で業界や企業、仕事を選択していると、これから衰退していく分野に足を踏み入れていく可能性があり、そうなると路頭に迷ってしまうためです。

仕事は誰かに必要とされることで生まれて、その積み重ねが組織や企業という集合体になっています。

企業自体の行っている事業や自身の行う仕事が、誰かに必要とされなくなれば、自ずと仕事がなくなり、収入源が潰えてしまう可能性が出てきます。

そのため、社会情勢をしっかりと把握して、今の社会では何が求められていて、今後何が伸びそうであるかを把握することで、路頭に迷う業界や仕事を選ぶ選択肢を消すことができます。

どちらかというと社会のことを把握しないままに、いきなり興味のある業界研究や企業研究をする方が多いと思いますが、それだと自らの興味があるかどうかだけで判断してしまうことになります。

できたらその前に社会情勢を把握することをおすすめします。


③企業の絶対NG条件を決める

続いて企業の絶対NG条件を定めていくことも重要です。

筆者は冒頭にも記載の通り、できるだけ初期段階で業界や企業を狭めない方がよいと伝えました。

ただし、それだと数多くある企業の中で、受ける企業の基準が少なすぎて逆にどの企業から受ければよいかわからなくなるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、企業の絶対NG条件を決めることです。

絶対NG条件を決めることで、そこに当てはまる企業は外して受ける企業の選定ができるため、幅広く受けながらも絶対に行きたくない企業までを受けることはなくなります。

NG条件を定める際には、「業界」「職種」「社風・カルチャー」「職場環境・福利厚生」などの観点を参考にして、定めるのがおすすめです。

ただし、お伝えした通り、業界や職種の場合は、イメージで決めないように気を付けてください。

より詳しく企業選定軸を定める方法が知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

④提出書類の準備と対策

準備期間では、特に「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」と「自己PR」を入念に準備していきましょう。

自己PRの書き方については、以下の記事にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。

(2)企業選定

ここではおすすめの企業選定方法についてお伝えします。


①企業探し

まずは、企業を探していくにあたって、ある程度は広く見ていくことをおすすめします。理由は冒頭にもお伝えしている通りです。

できるだけ規模感も様々な企業を見ていくのがよいでしょう。

そのため、利用する求人サイトは大手も含めて載っている大手系求人サイト~ベンチャー企業などの規模がそこまで大きくない企業が載っている求人サイトまで、3~5つほど使いながら企業探しすることをおすすめします。

それぞれのサイトの特徴やおすすめのサイトは別途まとめようと思いますが、ひとまず以下のサイトに詳しく書かれていましたので、参考にしてみてください。

また、一人だけで探すのは難しいということであれば、現在は就活エージェントも増えてきているので、それを利用するのもよいです。

ただし、あくまでも最終的には自分でちゃんと考えて受けるかどうかを決めましょう。


②企業選定

ここでの企業選定では、あまり受ける企業を絞らずに、先ほどでまとめた「絶対NG条件」に当てはまらない企業であれば、積極的に受けていくことをおすすめします。

受ける企業の選定をしていく中で、企業同士を比較していきながら、企業の選定軸を定めていくのがよいです。

例えば企業を比較していく中でよいと思える企業があれば、それは「どの部分に惹かれているのか、何がよいと感じているのか、なぜそう思うのか」など5W1Hを軸に、色んな質問を投げかけることによって、真に自分が大事にしたい企業選定軸が見つかるはずです。

これは企業を絞り過ぎるとできないことで、色んな企業を「比較する」のに意味があります。

私が再三受ける企業を絞り過ぎないと言っている理由の一つでもありますが、できるだけ多くの企業で比較し続けることで、強固な軸ができて、いざ志望度の高い企業を受ける際にも、他社と比較しながら志望動機を述べることができるようになるため、より志望動機に説得力が出ていきます。


3.まとめ

今回はおすすめの就活の進め方の前編として、主に実際の企業を受ける前段階の準備の部分に注力してお伝えしました。

後編では、実際に企業を受ける段階に入る説明会、選考、内定を複数社もらった場合の意思決定についての進め方やポイントについてお伝えしていきます。

就職活動が開始するまでに、どこまでの準備をし、学生生活の中でどのような経験をしてきたか、は非常に重要になってきます。

それによって自己PRやガクチカで話せることも180度変わってくるため、もしまだ学生生活の中で、何か残せた経験がなく悩んでいる方は、JAEがお手伝いします。

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