自己分析には2種類ある!それぞれの方法をポイントも含めて解説!

「自己分析をやりたいけどなかなか進まない」
「自己分析をするにあたって何から手をつけたらよいのかわからない」

就職活動や自分の将来を考えるときに、自己分析をされる方は多いのではないでしょうか。

今回は、特に就職活動においての自己分析についての方法とポイントを様々な観点から説明していきます。


目次

  1. 自己分析とは?
  2. 自己分析の方法とポイント
  3. まとめ


1.自己分析とは

自己分析とは、言葉の通り自分のことを様々な観点から分析し、自己理解を深めることです。

観点は人によって異なるものはあるものの、主には性格や長所、短所、そして価値観や考え方などを指しています。

その中で就職活動における自己分析には大きく2つのタイプに分かれます。


(1)自分をPRするための自己分析(自己PR向け自己分析)

ESや面接などでよく問われる自己PRを作成するための自己分析です。

強みや弱みを把握するために、自らの特性や能力などについて明確にしていきます。


(2)自分の企業選定軸を固めるための自己分析(志望動機向け自己分析)

続いてける企業を選ぶ上での企業選定軸を固めるための自己分析です。

企業から志望動機を聞かれる際に、この企業選定軸が受ける企業のどの部分と合っているかを答えるベースになるため、志望動機を伝える際にも活用できます。


2.自己分析の方法とポイント

ここではそれぞれのパターンについての自己分析の方法とポイントを紹介していきます。


(1)自己PR向け自己分析

方法を紹介する前に、まずは大前提として、自己PRとしてアピールすることができる特性や能力の種類を認識しておくことが大事です。

自分が大したことではないと思っていても、それが立派な強みとしてアピールできることもあるためです。

特性や能力は、主に「ロジカル領域」「モチベーション領域」「コミュニケーション領域」にわかれます。

その中でさらに細分化することができるため、ネットや書籍で調べたり、誰かに聞くなりして、その種類についてまずは知るのがよいでしょう。

筆者も細分化したものを自分でまとめています。

もしどのような形で整理しているのかを知りたい方がいましたら、こちらよりお申し込みいただき、ぜひご相談ください。

それでは上記を把握しているという前提で、ここから3つの方法を紹介します。


①過去の経験から自分を俯瞰し内省する

過去の経験から今の自分が作られていることが大半です。

そのため、まずは幼少期から覚えている範囲で全てのことを時系列に洗い出して、それぞれのタイミングでの感情の浮き沈みやモチベーションがどうだったかをグラフにまとめるモチベーショングラフを作成してみることをおすすめします。

さらに過去の経験の中で、何か成果を残すことができたことやうまくいったことをチェックして、それがなぜできたのかについて振り返ります。

そうすることで、自分が成果を残すときにどのような力を発揮しているのかが明確になり、具体的なエピソードともセットで、自己PRがブラッシュアップできるようになります。

また、弱みの場合は逆にうまくいかなかったことをベースに考えることで、明確にすることもできます。


②自分のことをよく知る友人や先輩などに聞く

※画像引用元:GFDL-no-disclaimers, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?curid=177682

自分のことをよく知る人に聞いてみるのもよいです。

ジョハリの窓という考え方をご存知でしょうか。

人間には、
自分にも他人にもわかっている「開放の窓」、自分はわかっていないが他人はわかっている「盲点の窓」、自分にはわかっているが他人はわかっていない「秘密の窓」、自分も含めてまだ誰にも知られていない「未知の窓」がある
というものです。(上記画像参照)

前述のように過去の経験から自分で俯瞰して内省するだけでは見えない強みが「盲点の窓」に隠れている可能性があり、それを自分をよく知る人に聞いてみることで、自分では思っていなかった特性や能力に気づくことができるかもしれません。

さらに特性や能力を知った上で、そのエピソードをセットで聞くと、自己PRとして完成させることができるかもしれません。

また、自分だけで思い込んでいることではなく、他人から思われていることになるため、さらなる説得力を増す効果もあります。

そのため、自分のことをよく知る人に自分のことを聞くことはおすすめです。


③診断テストや書籍を活用する

診断テストや書籍を活用することもおすすめです。

最近では様々なツールで自己分析を深めることができるようになってきています。

その中でも特におすすめであるのが「ストレングス・ファインダー」です。

ストレングスファインダーとは、ギャラップ社が40年にわたって実施してきた「人間の強み」に関する研究に基づいて人々に共通する34の資質を言語化し、それを発見するために開発されたツールです。

177問の質問に答えることで、34種類の資質の中から自分を特徴づけるTOP5の資質を知ることができます。

多くの質問の中で答えたデータをもとに、強みが出るようになっているため、説得性の強いものである確率が高いです。

書籍『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』にて、資質の診断ができるので、気になった方はぜひ試してみてください!


(2)志望動機向け自己分析

企業選定軸を固めるためのポイントを伝える前に、大前提として様々な業界や業種、そして企業を見てみることをおすすめします。

今までで様々な仕事に触れる機会がないままに、思い込みだけで企業選定軸を絞ろうとし過ぎると、もしかしたら出会うかもしれないよりよい企業に出会えなくなることもあるのと、その絞った軸で内定が出なかった場合に、方向転換するのが難しいためです。

できるだけ幅広く色んな企業を見ることで、それぞれの比較検討ができるようになったり、今まで知らなかった業界や業種で興味を持つことができる企業が見つかるかもしれません。

そのため、初めはできるだけ固定観念を捨てて、様々な企業を見ることをおすすめします。

それでは、その上で企業選定軸を固めるための4つの方法を紹介します。

基本的にはこれらの中で優先順位をつけたり、大事にするポイントを定めて取捨選択しながら軸を固めていくのをおすすめします。


①対外的に与えたい価値について考える

対社会、対企業、対消費者など、まずは何を顧客にしたどのようなビジネスをやっていきたいのかを考えるのがよいです。

よくtoBなのかtoCなのかと言われていますが、そこを定めていきながら、自分がどんな価値をどんな対象にどのように与えることができる企業で働きたいのか。

それを考えていくと、自ずと企業がミッションやビジョン、事業から絞れるようになり、それがそのまま志望動機として伝えられるような強固な軸ができます。

それを明確にするためには、冒頭でも触れた通り、様々な種類の企業を調べたり説明会を受けたりすることで、比較しながら興味を持てる領域を探っていくことが重要になってきます。


②身に着けたい職能、スキルについて考える

1つ目の方法で難しい場合は、身に着けたい職能、スキルについて考えるのがよいでしょう。自らがどのようなスキルを身に着けていきたいか、ですね。

これは様々な考え方がありますが、自分が好きだと思えることを選ぶのもよいですし、今後社会で幅広く求められそうなことを選ぶのもよいです。

営業、事務、プログラミング、デザイン、販売など、どの職種で働いていきたいかを定めるのにも役立ちます。


③理想の社風やカルチャーについて考える

理想の社風やカルチャーについても考えてみましょう。

例えばチームで協力しながら仕事を遂行していくウェットな雰囲気のある企業か、一人で淡々と仕事を遂行していくドライな雰囲気のある企業か、またどんな人が集まる企業で働きたいかなどを、整理するとよいです。

生活の大半を費やす場所になるため、いくらやりたい仕事でもここがズレていると、人によっては仕事が長続きしない傾向もあります。


④理想の職場環境について考える

理想の職場環境についても考えてみましょう。

具体的には、給与についてや残業の有無や福利厚生、また裁量権の有無や年功序列主義か成果・能力主義かどうかも環境に入ってきます。

最近はフレックスタイム制を制度として取り入れるなど、今までにはなかった新しい制度や仕組みを取り入れている企業も増えてきています。

その辺りも含めて、未来を見据えながら、理想の職場環境についても考えていくとよいでしょう。


3.まとめ

この記事では、自己分析の方法やポイントについて触れてきました。

ただし、大前提として、様々な経験を積むことで得られること、また幅広い知見や教養などが就職活動だけでなく、自分を創っていく上でも活きてきます。

そのため、できるだけ主体的に様々なことに挑戦したり、調べたりすることを行っていきましょう。

もし、自己分析や挑戦することに悩んでいる場合は、こちらよりお申し込みいただき、ご相談ください!

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